不滅のLIAR!

虎杖浜からの急な登り坂の長いトンネルを抜けると、眼下には登別の町並みが広がるはずだけど、何も見えない。


対抗車のライトだって相当近付かなきゃ見えないし、積もった雪のせいで道幅すらわからない。


しかも除雪が間に合ってないせいで轍が酷く、時々車が激しく流される。


牧場の悪路でこういう道は慣れてるけど、前の車だけが頼りという非常に最悪な天候だ。


注意深くハンドルとブレーキを操作しながらリンとの会話を続けた。


「晶さ、私のどこが好き?」


何の脈絡もない突然の質問に照れつつ考えてみたけど、たくさんありすぎて全然上手くまとまらない。


「えーと、全部!」