不滅のLIAR!

「ねぇ道わかってる?こんな吹雪で迷子は嫌だからね?晶ってば方向音痴だからさ」


今日のために二人で買った旅行雑誌を広げてパラパラとめくるリン。


「お前にだけは言われたくない!どこの店入っても出口わかんなくなるくせに!」


「うー、車で本なんか読んだら間違いなく酔うー。これは私に地図を見させて酔わすという罠かー。日頃の恨みかー」


「ちょっと!見なくていいから!酔わないで!」


よく話が飛び、気付けばいつもリンのペース。だけどそんな事も俺にとっては凄く楽しい。


空は暗くてまだ午前中なのにライトをつけないと前が見えない状況。


路面にはあちこちに吹き溜まりができ、グオングオンと除雪車が行き交うなか国道に出た。