不滅のLIAR!

そんなわけでやっと迎えた旅行当日。


残念ながらやっぱり悪天候で、それも視界もままならないほどの猛吹雪になってしまった。


リンのアパートの駐車場に待ち合わせ時間通り車をとめると、間もなく雪のすき間からリンと思われる人影が何となく見えた。


大きめのオレンジのバックを肩に掛け、襟と袖に白いフワフワの付いたお気に入りのベージュのコートのボタンを風雪相手に悪戦苦闘しながら必死に閉めようとしてるようだ。


……部屋の中でやれば良いのに。あ、前開けたまま鍵掛け始めた。コートは諦めたっぽいぞ。


すぐに鍵を掛けバタバタなびくコートを腕を組む形で押さえつつ、猫背気味に階段を降りてきた。


前にスリットの入った長めのデニムスカートも激しくはためいて、ちらちら見える太ももに思わず釘付けになる。