「ピチピチすんな!」


「ちょっと!そもそも苦しむ羽目になったのは自分が原因なんじゃん!私は寛大な心で許してあげたんだから言う事聞きなさいよ!」


「あ……、はい……、すみません」


10秒も持たなかった俺の熱い抱擁。


でも二週間もリンと触れ合ってなかった禁断症状が実はさっきからすでに出ている。


簡単に離してなるものか!


俺は再度腕に力を込めた。


「キャー!犯されるー!助けてー!」


「わっ馬鹿!変な事言うな!彼氏が捕まったら嫌だろ!」


容赦ないリンの叫び声に慌てたけど、この腕を緩めたくなんかない。