Dear HERO[実話]



公園へと向かわせていた車を家へと引き返した。

晴れた空は私の背中を後押ししてくれる。


家へ着くと急いで着替えを済ませ、髪をセットした。

風が吹くとヒラヒラと揺れるグリーンのスカート。
無造作に上げた髪をピンでまとめた。



さっきと同じ道を通って車を走らせる。


ただ今度は龍斗の姿を見るために……



太陽がとても眩しくて、3月にしては暑すぎるほど暖かかった。

駐車場に車を停めると、そこから少し離れた会場まで歩いた。



一歩一歩歩くと、当たり前だと思っていたことにふと気付くんだね……


空は青くて雲は白くて太陽は眩しい。

足元に根を張る草花たちはその力をもらいながら自分を輝かせてる。


そんな草花を見ながら会場までゆっくりと…

龍斗のヒーローになった姿が見たくて歩いた。



ジリジリと焼けそうな太陽の陽を浴びながら、初めて太陽の下にいる龍斗を見れる。