龍斗と再会したあの日から20日 ―――


空は真っ青、それは私の上に広がる空も同じように…世界は晴れている。

私の心を元気づけるかのように太陽は眩しい。


カーテンを開け、ゆっくりと目を閉じた。


目を瞑っていても太陽の陽射しは感じる。

眩しい光が私の体に降り注ぎ、そして暖かく包み込んでくれた。



 あたたかい……



20日の間に季節は変わった。


龍斗が体を震えさせていた冬を感じさせるあの日はなくて、太陽の下で吹く風の暖かさがゆっくりと春が訪れたことを知らせてくれる。



いつまでも泣いてはいられない。


私はそっと目を開けると微笑んだ。