Dear HERO[実話]



注文を終え、どこかぎこちない二人。

龍斗の姿を中々見ることができなくて、窓にばかり目を向けていた。

そんな空気を変えるように龍斗が口を開く。




「久しぶりだな。どのくらいぶりだっけ?」



龍斗の言葉に私は3本指を立たせた。



「3年!?うそ…そんななるか?」



「……うん」




そうだよ…この3年を忘れるはずがない。

自分自身と闘ったこの3年間…


龍ちゃんと出会って、あの日から5年が経つ。


今、私は出会った頃の龍ちゃんと同じ歳になったんだよ…。



俯く私に龍斗が声をかける。




「ほら、見て見て…」



龍斗の声に顔を上げると、目線の先に私が見たものは…