クリスマスはルリとその彼氏も一緒に4人でクリスマスパーティ。


私はプレゼントにニット帽を買って渡した。

友達の延長…そんな感じ。


その横ではルリと彼氏が幸せそうな姿を見せる。


微笑ましく見ながらも、二人の姿を3年前の自分と龍斗の姿に重ね合わせていた。



あの日のクリスマスが甦る。


私を家まで送ってくれると、龍斗も運転席のドアを開け車を降りた。


その行動を不思議に思っていると、龍斗はトランクから赤いリボンでラッピングされている銀色の袋を取り出したんだ。



「メリークリスマス」


そう言ってプレゼントを渡す龍斗の優しい顔を今でも思い出すことができる。


確かに想い合っていたあの日の笑顔を…。




新しい年になって数日…携帯が鳴った。


~♪~♪~♪


…メールだ………



【久しぶり~元気?】



メールを見て唇を噛み締めた。