そして次の日、私の携帯にまたもメールが入ってくる。


~♪~♪~♪


恐る恐るメールを開いた。

見た瞬間、ドクンと心臓が嫌な反応を示した。




=受信=
 To:凛
From:奏汰

【俺は奏汰の弟です。兄貴に頼まれて凛さんにメールしてます。兄貴はもう永くはありません。兄貴は本当に凛さんのことを愛していました。だからどうかお願いです、メールを返してもらえませんか?もう一度兄貴にチャンスを与えてやってください】





「………」



たった今目で追ったメールをまた同じように二度、三度と読み返す。


奏汰に弟がいることは聞いていた。

でもこのメールにも疑うところがあった。



どうして?

永くはないっていうのならどうしてメールじゃなくて電話をかけてこないの?


すぐに会いにきてくださいって言わないの?


冷静に見ると次々と疑いが生まれてくる。


そんな私がそのメールに返事をすることはなかった。


そして次の日…

また弟からということでメールが入ってきたんだ。