……違う!シカトじゃないよ!
何か言わなきゃ…何か…
必死に頭を働かせた。
だけど…
「はぁ…」
それよりも前に龍斗の溜め息が聞こえてくる。
「………」
「…じゃあね。もう話すことないから…」
プツッ!
…ツーツーツー……
一方的に切れた電話。
ツーツーツーという龍斗との繋がりが切れたことを知らせる機械音が頭の中に大きく響いた。
……待って…。
急いで電話をかけなおす。
プルルル…プルルル…
…………でない……
…プツッ!
でた!
「こちらは留守番電話サービスセンターです。ご用の方は…」
…プチッ。
電話を切った。
…どうして?
今まで龍斗が電話に出なかったことはない。
出なくてもいつもかけなおしてきてくれた。
でも今回は一向にかけ直してくる様子はない。
目からは涙が溢れ出し、声を押し殺して泣いた。
自分の行動に後悔した。
何でもいいから…
「龍ちゃん」そう声をかけるだけでもよかったんだ。
とにかく何か口にすればよかった。
このままじゃ嫌だよ…
一しきり泣くともう一度電話をかけた。
……………やっぱりでない。そして…
……プツッ!

