Dear HERO[実話]



「今日はさらに近づけた気がするだろ?でも一度きりって決めてるから…」



「………」




「このままずっと同じことしてたらずるずるいくだけだろ?そしたら俺、ほんとに最悪な男じゃん…。そこはちゃんと割り切ってるから。続きは付き合ってからって思ってるから…」




「…うん……」



龍斗の言葉を一つも漏らさないように聞いていた。

心に刻んでおきたいと思った。






「俺は一生、一人だと思ってる…」




……えっ…?


一瞬にして龍斗の言葉に頭を撃ち抜かれた気がした。


そんな一生一人なんて悲しいこと言わないで。

凛と一緒に居たいって言ってよ…




「でも正直、一人って嫌なんだよ。嫌だから早くそこから抜け出そうと思ってがんばれる。それが終わったら逆に淋しいかも…」




龍斗は少し寂しそうな顔をして目を伏せた。



大丈夫だよ。

次を見つければいいんだもん。

がんばれる何かが必ずあるはずだよ。


きっと数年後…あなたは苦しみから抜け出して自由になってる。

一人になんてさせないよ。