Dear HERO[実話]



「樹くん、明日仕事でしょ?大丈夫なの?」


緊張している姿を悟られないようにと思いついたことを口にした。



「ここから仕事場に行くから大丈夫だよ」



心配する私に樹は笑顔で答える。

そして二人でベッドに入った。


一人、広い家で寝ると思うと緊張して怖くなっていた。

しかし今は隣に樹が居て、違う緊張感でドキドキしていた。


横を見れば数センチ先に樹の顔がある。

樹は緊張なんて全くしていないかのように、目を瞑っていた。


こんなに緊張しているのはきっと私だけなんだろうな…

そう思うと何だか恥ずかしくなってきた。


私もゆっくりと目を瞑る。


ドキドキにもいつしか慣れ、それよりも隣で眠る樹の温もりにいつしか安心していた。


そしてそのまま夢の中へ入り込もうとした…