Dear HERO[実話]


街中を樹と歩きながら、駐車場に行くのに人気の少ない細い道に入った。



「夜の街はどうだった?」


夜ほとんど外に出ることはない私に聞いてくる。


昼間は見ることができないような格好の人がたくさんいて…

周りを見渡せばネオンがキラキラと眩しくて…




「………こわい…」


とっさに思ったことを口にした。



「こわい?何で?」



樹は歩きながら不思議そうに首を傾げる。



「あーゆうお店の人が怖い。どこ見たらいいかわかんない」


足元を見ながら歩く。


「あーゆうお店の人」とはキャバクラ等のお店の前で呼び込みをしている男の人のことだった。



私の答えに樹は周りを見渡し理解したようだった。