ストップをかけてる感情が今にも爆発するんじゃないかって思った。
それほどまで龍斗の目は怒りに満ちてて…
私が今ここで相手の居場所を教えていたら、龍斗は家を飛び出していたのかもしれない。
「……うん」
流れる涙を止められないまま深く頷く。
龍斗はそんな私の頬に手を添え、そしてまたきつく抱き締めた。
このまま…
ずっとこのまま…離さないでほしい。
軽蔑した目を向けられると思った。
嫌われ、突き放されると思った。
でも龍ちゃんは優しく抱き締めてくれたね。
≪シアワセ≫
そう胸の中に深く感じるものがあった。
こんな気持ちになれることがあるのだと私は初めて知ったんだ。
ずっとこの幸せが続くと信じて…

