レゾンデートル




「あーーーーっ!!!
嫌だ嫌だ嫌だ 俺の永遠のアイドルイズミちゃんがぁああァ」


俺がバスタオルを握りしめながらぐずぐずと泣いていると、スマートフォンをいじっていた愛琉が顔を上げた。

そして呆れながら一喝。


「もーーうだうだウルサイな!
気晴らしにコンビニでアイスでも買ってきなよ!」

「うっ、薄情な弟め…」

「双子だろ!」


薄情な弟に背中を(半ば強引に)押され、俺は深夜のコンビニに繰り出した。



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