「いきなりごめんね〜!てか、妃紗久しぶりだねぇ」
なんて、明るい口調でサキは言うけど……。
そんな世間話をするためにあたしに電話をかけてきたのかな?
なんか……違う気がする。
なんていうの?嫌な予感がしてならない。
「そうだね!どうかしたの?」
サキとは卒業式以来会ってもないし、連絡だって取ってなかった。
それなのに今いきなり連絡が来るなんて……。
何かあったんだよね……?
「あーうん。あのさ……」
なぜか、サキは少し口ごもってその続きを言おうとしなくて。
言いにくいことなんだ、って馬鹿なあたしでも察した。
「……妃紗って今でも丹後くんのこと好きだったりする?」
丹後くん……?
サキから丹後くんの話をされるなんて思ってなかったからどう反応すればいいのかわかんない。
それに、サキはあたしと丹後くんが付き合ってること知らないんだ……。

