恋花火 ~恋は甘く切ない~



その手を振り払おうとしたけど、男の力にかなうはずもなくて、そのままホテルへ連れてかれそうになる。


嫌だ……。あたし、こいつと……?



「離して……っ!」


そう言って、精一杯抵抗してみるものの、意味なし。


男はさらにあたしを掴む手を強めてきた。


あたし、もう無理だ。


もう、何も考えたくないから……おとなしくこいつに抱かれようかな……。


と、半分諦めかけてたときだった。



「おい、その手を離せ」