この時間に学校にいる人っていないと思うから、きっと丹後くんの声だ。 誰かに電話してるのかな。 なら、電話が終わるまでここの階段のとこにいたほうがいいよね。 あたしがいると電話しにくいかもしれないし。 そう思って、あたしが階段に腰をかけようとしたとき、丹後くんがあの人の名前を呼んだんだ。 「だから俺は、お前のことを考えて言ってんだろ。俺、また都ん家行くからな」 ・・・・・・え? 丹後くんの口から都ちゃんの名前が出て、頭を何かで殴られるような、そんな感覚がした。 なんで?