それからしばらくの間丹後くんはおかしいままだったけど、丹後くんはホッチキス止めをちゃんと手伝ってくれた。
さっきの、何だったんだろうか。
でも、丹後くんがホッチキス止め手伝ってくれたんだし、あんま気にすることでもないのかな。
「じゃ、帰るか」
丹後くんは最後まで手伝ってくれた。
「うん、ほんとにありがとう。妃紗これ先生に渡してくるから先に下駄箱行ってていいよ」
丹後くんが頷いたのを確認したあたしは、職員室へと急ぐ。
あたしって、絶対単純だと思う。
昼までは都ちゃんのこととか、最近の丹後くんの振る舞いとかで悩んでたはずなのに、今手伝ってもらえただけでそんなこと忘れているんだから。

