「バカだろ?つーか、そんなこと言うなら俺帰るけど?」
丹後くんが扉に向かって歩き出そうとするから、慌てて止める。
「待って!妃紗1人じゃ寂しいし終わんないから手伝って?」
丹後くんの制服の裾を掴んでお願いするように丹後くんを見つめる。
あぁ。あたし、素直になれるじゃん。
普段は全然素直になんかなれないけど、今日は一緒にいたいっていう気持ちが強くて、素直にならなきゃって思った。
だって、久々に過ごす丹後くんとの放課後。
それを自ら手放すなんてことできるわけないよ。
「お前、それはやべーって」
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