恋花火 ~恋は甘く切ない~


何かそれだけでモヤモヤ。

だって、だって!!

2人が知り合いだったなんて・・・・・・。

「おー。妃紗じゃん。久しぶり」

丹後くんがあたしに気付いて話しかける。

「久しぶり、だね・・・・・・」

でも、うまくしゃべれないあたし。

いや、動揺しすぎだよ。

あたしには、関係ないじゃん。

あたしがどうこう言うことじゃないじゃん。

あたしが口出しすることじゃ、ないじゃん・・・・・・


「妃紗髪伸びたね。可愛い」

そう言ってあたしの髪を触る丹後くん。


確かに、あたしは髪伸ばしてるけど・・・・・・

でもさ、それ前からだよね?

前会った時からそんな経ってないはずだし。