「気にすんなよ。そもそも俺が妃紗のことを誘ったんだし」
・・・・・・優しい。
やっぱり好きだなって思う。
「ありがと。行こっか」
あたしの声を聞いて、丹後くんも歩き出す。
「妃紗さ、新しい友達できた?」
丹後くんが急に話題を振ってくるから、反応するのに少し遅れた。
「ど、どしたの。いきなり・・・・・・。別にできてないけどさ」
あたしには璃香さんや神谷くんがいるし、わざわざ新しい友達を作る必要はないかなって思ってる。
そりゃあ、学校にいる間ずっと2人と一緒にいるってわけにはいかないのかもしれないけどさ。

