「妃紗がうるさいんじゃなくて、神谷くんがうるさいんでしょ?」


丹後くんとクラス離れちゃったなー……。


さすがに二年連続ってことはなかなかないよね……。


ある程度予想はついてたけど、やっぱりショックだった。


「は?俺は全然うるさくなんかねーけど?」


あー、もう。うるさい……。


「ちょっと神谷くん、黙ってくれないかな」


めんどくさくなった私はそう言うと自分の席へと着いたのだった。