なんの感情も読み取れない表情で言った



「…っ」



「ねぇ御子」



キッチンに立ったまま琉斗は笑って言った



「西嶋先輩と付き合った方がいいと思う」



「…え?」



思いがけない言葉に拍子抜けしてしまった



「告白されたんでしょ?断る理由は無いでしょ?」



「何で知って…」



琉斗は昔みたいに笑っていた



「僕もわかんない、」



泣き虫だった琉斗、



「どうしたらいいかわかんない」



今は、泣かないで笑ってる



「御子が決めて」



私は変わらず泣き虫だ



「私は…」



優しくて温かくて面白い西嶋先輩と、憎たらしくて無表情な琉斗