「好きだよ」



でも、



「付き合う気はない」



「そっか」



母が少し安心した表情で溜め息をついた



「なら良かった、ちょっとシャワー浴びてくるから」



ほろ酔いだからか少しふらふらしていた



母がいなくなり、静寂に包まれる



「琉斗」「御子」



「っ…ごめん」



「…何?」



いつの間にゲームをやめていて、私の隣の椅子に座った



「今日は…ごめん」