「振るなら振って」



頬に柔らかいものが触れる



「受験終わってから、ね?」



「わ…わかった…」



その後勉強を教えてもらっていたけど全く身に入らなかった



「全然聞いてないね」



「…」



顔が熱い、



「僕らは双子、家族だ」



そんなのは嫌になるくらい解っている



「だから、異性として付き合うことは出来ない」



「さっき気にしないけどねって…」



琉斗が顎で私の後ろを指す



振り替えると母が立っていた



「…詳しく説明を」



「お…お母さんいつから…」



「頬チューからよ」



「「!?」」



そ…そんな前から…



「いいから、説。明。を。」



ちょっと、やばくないですか?