それから一年経った高三の春、琉斗に彼女が出来た



彼女から告白されて琉斗は断ったらしいんだけど、泣いちゃったらしく困ってOKしたらしい



初カノが泣き落としか…



「どうしたの?」



「あ、いや大丈夫です!続きお願いします」



今私は西嶋先輩の家で勉強を教わっている



駅前で倒れたあの日から私と西嶋先輩は仲良くなった



先輩頭良いし勉強もわかりやすい…



「…で、ここ代入して…」



…琉斗の彼女、どんな感じなんだろう



「…から、ここわかる?」



可愛いのかな?そもそも同級生?



なんかもやもやする…



「御子」



「はっはい!!」



「さっきから大丈夫?全然聞いてないみたいだけど」



「す…すいません…」



「何かあったの?悩みなら聞くよ?」



悩み…?