『最悪』
 

でも、

 私はこの時、

 遥さんの事なんてこの時は、

 全然知らなかったんだ。
 
 本当に私はバカだ・・・。

 運命なんて思わなきゃよかった。

 これから、

 私にとって最低な生活が始まった・・・。


4月上旬**

「えっと、この場所だよね・・・?」


どうしよう・・・変じゃないよね?大丈夫だよね?・・・よしっ!頑張れ私!!

♪♪♪♪

携帯に着信音・・・あっ!遥さん!  ピッ

「もしもし・・・愛です!遥さんですか?今どこに・・・?」

『あ~いたいた!今は、愛ちゃんの後ろだよ』

ん・・・男の人の声・・・えっ・・・振り向きたくないんですが!!!
でも、えい!!

「やぁ。初めましてかな?それとも、また会ったね?まっ!どっちでも良いか。ど~も、運命ちゃん。」

私の前に立っていたのは、私の思っていた『遥さん(♀)』じゃない・・・『遥さん(♂)』だった・・・


「エエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!」


最悪だ