再生ゲーム・山田拓也のエンディング

 そして時が経つに連れ、日に日に、りんの持ち物が徐々に減っていった。


私が仕事に行っている間に、りりかが処分しているんだろうか? 


「ただいま、りり――!?」


部屋でりりかが、携帯電話で誰かと会話をしていた。思わず口を閉ざし、聞き耳を立てた。


見ない振りを通そうとしたが、好奇心が掻きたてられた。


部屋の隙間から見えたりりかは、今までに見たことも無い下品な笑いを零していたからだ。