ONLY YOU~年の差結婚の秘密~

「お前も要らないんだろ?俺も要らない…じゃあ…捨てるしかないじゃん」



「あなたが好きと言う女子が…丹精込めて焼いたクッキーですよ…一口くらい食べてあげたら…」



「…俺はこんなもん…茶飯事に貰ってんだよ…全部食べてたらお腹壊すよ」



「だからって…ゴミ箱に…」



私はゴミ箱から包みを拾い上げた。




「てめえ…俺にゴミ箱に捨てたクッキー食べろって言うのか!?」




「…クッキーは仕方がないけど…せめて…添えられたメッセージ位…」



私は心の中で謝りながら包みはゴミ箱に戻して、メッセージだけ取り出して尚也君に突き出した。