「野間医師はお前が…伊集院敦司だと知っていた…お前が意識不明の間…このわしを脅しにかかった…彼は有能な男だった。賄賂の事実も掴んだのだろう…たかが…絶滅寸前の蛍を守る為に…何故…そこまでするのか?わしには疑問だった…」


確かに蛍の光は儚く弱い…



でも、地元の住民たちはそんな蛍を


吾妻の自然を守りたかった…




「…父上あなたが…陽那の両親を火事に見せかけて…」




「わしは何も手を下していない…指示したのはわしの当時の側近の真田大臣だ」



「真田大臣?」

父上の総裁を務めていた『国民党』の副総裁であり国土交通省の大臣…



彼は自宅で持病を苦に首を吊って自殺したはず。