ONLY YOU~年の差結婚の秘密~

「苺のケーキを出しますね…」



自室に置かれた小さな冷蔵庫から私の手作りの苺ケーキを取り出した。


「お誕生日おめでとう!!敦司さん」


私はテーブルの上にケーキを置いた。




「本当にお前が作ったのか?」




「シェフの滝口さんに少し手伝って貰いましたが…飾りつけは自分でしました」




「へぇ~っ」



誕生日のお祝いに乗る気でなかった敦司さんも…苺のケーキには目を輝かせる。




「蝋燭…立てますね…」



「蝋燭は要らない…お前の手作りのケーキに穴があくだろ?」




「でも…」



「いいから…」