ONLY YOU~年の差結婚の秘密~

「私は…頭取と一緒に…」



「…いいから頼む…私は一人でもなんとかなる…陽那は大阪初めてだし…一人では買い物だって出来ない…」




円さんの口許が僅かにへの字に曲げて、渋面で敦司さんに返事した。



「承知しました…」



「ドレスに…後は美容院で髪をセット…メイクも頼んでくれ」



「…はい」



円さんの表情はますます渋さが増していく。



私の子守り…嫌なんだろうかなぁー。