だんご虫ヒーロー。




「だいぶ。時々お釣り取り間違えることはあるけど…」



ふっと柔らかく微笑んでみる。



雪菜ちゃんはニコッと笑って答えてくれた。



「まだ始めて2、3時間しか経ってないもんね。ゆっくり慣れていけばいいからね!」



あぁ、なんて優しいんだろう。



こんなに気を遣ってもらったのは初めてかもしれない。



「ありがとう」とニコッと笑う。



きっと妹とかいたらこんな感じなんだろうな、そんなことを思っていたら、



「…李」



背後から私を呼ぶ声がして私はゆっくりと振り返る。



そこにいたのはニコッと笑った芹田先輩だった。




「…あ、夕里!」



やたら先輩に過剰に反応する雪菜ちゃん。
その頬は少し赤くも見える。