「正直に言うと、綾女ちゃんオレのタイプなんだよねー。あの可愛らしい笑顔にオレの心臓が射抜かれちゃってさ」
心臓が射抜かれちゃった?
まぁ、確かに綾女は可愛いし結構モテてたし、尾口先輩が好きになるのは頷ける。
でもこんなチャラい人に綾女を渡したくない気持ちの方が大きい。
何ていうのかな、娘を嫁にやりたくない父親みたいな気持ち。
しかも、
「…何で友達である私を誘うんです?直接綾女を誘えばいいじゃないですか?」
そう、何で私を誘うのかが気になる。
綾女が好きでバイト先にまで来てるんだから、直接誘えばいいのに。
もしかして私に誘ってもらおうとか考えてるのかな。
すると尾口先輩の口から私の考えの斜め上をいく言葉が出てきた。



