「…んで、次は考えてあるの?」 武井りかはあたしに手を差し出した。 財布からざっくりと札を出して、武井りかの手に乗せる。 武井りかは札を数えながら口笛を吹いて調子に乗ってる。 次こそはあのだんご虫をめちゃくちゃにしてやる…! そして夕里に近付いたことを後悔させてやる…! あたしは絶対に認めないから。 王子様とだんご虫のハッピーエンドなんて。 【side end】