よく考えたら、私達ってすごいんだね。
お互いに別の形ではあるけど、2人で一緒にいようと考えてた。
これってすごいことだよね?
互いに互いのことを考えてたんだよ?
偶然だとしても、幸せを感じる。
幸せ者だな、私は。
互いの涙を拭い終わると額をくっつけて笑い合う。
「…あのね、夕里。
最後に一緒に来て欲しいところがあるの」
「…一緒に来て欲しいところ……?」
夕里の問いかけにコクリと頷く。
卒業式が終わったら行こうと思ってたところがある。
1人じゃ行きづらくて、ずっと行けなかったところ。
夕里と一緒なら行けると思うの。
私と夕里は空き教室をあとにして、私の行きたいところへと向かった。



