教室に戻って、先生やクラスメイトと話したりして、卒業式は終わった。



先生にはフランス行ってもちゃんと勉強しろよと背中を叩かれた。



皆と別れて、私も綾女と紗奈のところに行こうと廊下に出る。



すると綾女のクラスの方から走ってこっちにくる集団がいた。



「…え、ちょっと……?」



その集団は綾女、紗奈、りか、早苗、花織、尾口先輩の5人だった。



なんとなく逃げたくなったけど、あっさりと捕まってしまう。



「李、確保ーーー!」



綾女が私に抱きついて、私を捕まえた。
何が起こってるのか全く理解出来ない。



するとニヤリと笑ったりかが何かを持って近付いてきた。



「…ちょっと大人しくしてもらうからな」



そう言って私の目に、アイアスクをつけた。



視界が真っ暗になって何も見えない。



そして綾女だと思う人に手を握られて、私はどこかに連れて行かれた。