だんご虫ヒーロー。




放課後。
私は1人で廊下を歩いていた。



誰も通らない廊下を1人で歩けば聞こえてくる、私ともう一つの足音。



唾を飲み込んで、気にしないフリをして歩き続ける。



それでももう一つの足音は私の後をついてくる。



渡り廊下に出て、いきなり体育館倉庫に向かってダッシュ。



後ろの足音も慌てて私を追いかけてくる。



体育館倉庫を勢いよく曲がる。



体育館倉庫の裏に隠れていた綾女がニヤリと笑った。



「……ぐっ……!?」



後ろにいたストーカーが躓いて転んだ音が聞こえた。



私は体育館倉庫を一周して転んだストーカーのところに向かう。