それで学校の生徒に先輩達のことを聞こうとしてたんだ。
「篠山さんと栗丘さんはりか達とは友達なのか?」
友達……
根元さんにはそう見えてるんだ…
私と綾女は気まずそうに見つめ合う。
「…と、友達というか……敵対してると言いますか……」
「……敵対?どういうことだ?」
根元さんの目つきが鋭くなった。
これは全て話すべきなのかと思い、口を開いて話そうとしたその時。
テーブルに置いてあった根元さんのスマホが震え出した。
「…あ、すまない。恐らく仕事の電話だ」
根元さんは一言断りスマホを耳に当てた。
「…李、根元さんに今までのこと言うの?」
綾女がヒソヒソと根元さんに聞こえないように耳打ちをしてきた。
私はコクリと頷いた。
「…根元さんとはまだ会ったばかりだけど、信用してもいい人だと思うから。
それに武井先輩達を助けたいって思ってるのは私とおな……」
「それは本当なのか早苗!」
いきなり根元さんが声を荒げたため、言葉が止まった。
ビクッと驚いて根元さんを見ると、根元さんは慌てているようだった。
しかも今、早苗って言ったよね?
もしかして電話の相手は徳永先輩?



