ふっ
夕里はいきなり笑った。
私の言ったことに笑えるところなんてあっただろうか。
「…あ、からかって笑ったわけじゃないよ?
李はあの4人を助けることしか考えてないんだなって思って」
助ける……?
確かに何か理由があるなら助けてあげたいとは思ってたけど……
イマイチ意味が理解出来ずに夕里を見上げると、夕里は微笑んで私の頭を撫でた。
「…普通、あいつらわざとあんな演技して自分と綾女を傷つけたんだ許せないって怒るところでしょ?
でも李はあの4人の行動には何か理由があるからって、助けようとしてる。
李はやっぱり李なんだなって思ったんだ」
そこが好きでもあるんだけどね?
夕里はニコッと私に笑顔を見せた。
私はやっぱり私?
……よく分からない。
でも確かに最初は許せないって思った。
許せないというよりかは、私の犠牲は無意味だったんだって落ち込んだ。
その気持ちは考えていたらなくなってて、気付けば助けてあげたいって思ってた。
誰かの手が必要なら、差し伸べてあげたいって思ったんだ。
夕里は約束がなくても人助けをする私は変わらないって言いたかったのかな?
「…なんだか困ってる人を見るとほっておけなくて……
それが例え私に危害を加えた人でも、困っていれば助ける。
人類平等ですよ?」
ふふっと笑えば、夕里は私の額に自分の額をくっつけた。



