勢いよくチャラ男先輩の方を向いた時だった。 すれ違った人に、肩をぶつかってしまった。 またヒトにぶつかってしまった。 「ご、ごめんなさい…」 私は慌ててぶつかってしまった人の方を見た。 その場に尻もちをついているのは赤茶髪のパーマのかかった髪の女子生徒だった。 「…こっちこそごめんね。あたしドジだからよくこうなっちゃうの」 女子生徒は後頭部を掻きながらエヘヘと笑っている。 優しそうな子で良かった。 チャラい人だったら、ここで戦うとこだった。