怖い、これを誰かに知られたことが怖い。
またあの頃みたいに嫌がらせされるの?
周りに助けを求めても、誰かに手を伸ばしても無視された時に戻っちゃうの?
嫌だ、そんなの嫌だ!
「…へぇ、やっぱアンタの家族なんだ。
ひっどいことするねー!」
…私がやったわけじゃない。
あの人とは縁を切ったから、もう他人だから。
そう言ってやりたい。
でも怖くて声が出ない。
「…ほんとに〜!よく今まで隠してこれたって感じ〜」
隠してきてない。
傷ついた私をおばあちゃんが守ってくれたから。
「家族がこんなことしといて、よく笑って生きてこられたわね」
今まで笑顔で生きてこられたのは、たった一人の親友、李がいたから。
すると武井先輩がプリントをヒラヒラさせて、下を向く私に無理やり見せる。
「…ほら、よく見てみなよ。
アンタとこいつ同じ顔してるよ!?」
どうして…どうして私ばかりにこう言うの……
もう……もう……



