下らなくなってきて、先輩達を通り過ぎて帰ろうと歩き出す。
早く行かないとバイトの時間に間に合わなくなっちゃう。
「…ちょっとアンタのこと調べたらさ、こんなの出てきたんだけど……」
もうちょっとで三人を通り過ぎる一歩手前で、武井先輩に何かを差し向けられる。
それは先輩の制服のポケットから出したと思われる、一枚のプリント。
何かをコピーしてあるプリントを見て、全身に電撃が走ったように固まってしまった。
…な、なんで……
なんでこの人がこれを知ってるの?
なんで私だって…分かったの?
驚き過ぎて自然と後ろへ下がり、よろめいて体育館の壁に背中をつける。
私のこの反応を待っていたのか、先輩達はニヤリと口角を上げた。
そして武井先輩が数歩前に出てきて、持っていたプリントを私の顔の目の前に突き出した。



