「…へぇ、アンタが栗丘か。
あのだんご虫のお友達って言うから強い奴かと思ってたけど、たいしたことないな」
武井先輩は私を見下ろす。
私のことはどれだけ侮辱しても構わない。
でも李を"だんご虫"なんて言わないで。
李はもうだんご虫じゃない。
芹田先輩に変えてもらって、新しい李に、強い李になったんだから。
武井先輩の言葉に腹が立つ。
「…私、これからバイトなんです。
大した用がないなら、帰っていいですか?」
不機嫌だということを見せつけるために、先輩達を軽く睨む。
でもこの人達には全く通用しなかった。
3人は互いに顔を見合ってから、
アハハハハハッ!
と一斉に笑い出した。
「やばい、ちょーお腹痛い!」
「そんな睨みで私達をビビらせようとしたって、無駄」
徳永先輩と時田先輩はお腹を抱えて笑っている。
この人達は一体何のために私を呼び出したわけ?
ただこうして私と李をからかうために呼び出したの?



