何度も来るこのメール文に、俺がまるで束縛してる彼氏みたいに思えてきて申し訳なくなる。
ま、実際そうなのかもしれないけど、でも約束破ったからって怒ったりはしない。
眉をハの字にして申し訳なさそうにシュンとする表情も可愛いけど。
彼女の姿を想像していたら、ますます会いたくなってしまった。
たまには俺からメールしてみようかな。
メール新規作成をタップして、文章を打ち込む。
『今度、会いに来れない?』
そしてアドレス帳から、彼女の名前を探す。
『もも』という名前をタップして、メールを送信する。
よし。
窓の外を見ると、鳥達が自分の家へと帰っていくのが見えた。
「…早く会いたいよ、もも」
夕空を見ながら、俺は彼女の名前を口にした。
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