「…や、離して!!」
必死になって足掻く。
でも男の人に力で勝つことは出来なくて。
すぐに強く掴み直されてしまう。
「…暴れんなよ!大人しく言うこと聞いてりゃいいんだよ!」
私の手首を掴んでる金髪の男が、掴んでる手首を上に上げる。
宙に浮きそうなくらい持ち上げられる。
嫌だ…っ!
こんなの望んでないのに……!
何で私ばっかりこんな嫌な目に遭わなきゃいけないの…!?
「…誰か助けて……!」
裏路地にいた数少ない人を涙目になりながらも見た。
でも私を見ては知らんぷりして去っていってしまう。
どうして……っ
どうして誰も助けてくれないの…?
こんなにも叫んでいるのに……
すると急に掴まれていた手首をパッと離されて、地面へと叩きつけられる。



