そんな幸せなことを考えていたら……
「………ごめん、雪菜の気持ちには答えられない。
雪菜をそういう目で見てないから…」
え、どうして?
雪菜ちゃんの気持ちには答えられない?
昔から雪菜ちゃんはずっと先輩のこと好きだったのに。
雪菜ちゃんがあんなに先輩に頬を染めて、ずっと先輩を見つめていたのに。
あんなにもチャラい先輩が雪菜ちゃんの気持ちに気付かない筈がない。
これじゃあ、今年こそはって勇気出した雪菜ちゃんが報われない。
そんなことを考えてると、先輩がじゃあと言って立ち去っていく。
雪菜ちゃんは何も言わずに、ただ下を向いているだけ。
私はいてもたってもいられず、雪菜ちゃんのところに駆け寄る。



