負けるな、雪菜ちゃんと心の中で応援しながらも影で見守る。
「あ、あのね…わ、私……ずっと前から夕里のことが…」
今まで俯いていた雪菜ちゃんがバッと勢いよく顔を上げた。
「ずっと前から、夕里のことが好きだったの!」
言った、ついに雪菜ちゃんが先輩に想いを伝えた!
すごい、すごいよ雪菜ちゃん。
言い切った雪菜ちゃんがすごく輝いて見える。
人に自分の想いを伝えるって、すごく勇気のいることだけど、伝えたらすごくいい気分になる。
それで自分にはこれだけの勇気があるんだって実感することができる。
良かったね、雪菜ちゃん。
雪菜ちゃんのこと、きっとチャラ男先輩なら大切にしてくれるよ。
私はただ先輩を誘導しただけだけど、何だかこっちまで嬉しくなる。
これで先輩のチャラさが少しは抜ければいいけど……



