『そろそろ時間やし、車止めよっか!』 5週目を走ってる途中で先生が時計を見て言った。 私はまだ先生と一緒に居たいと思った。 まぁ、そんな事は無理やから、素直に返事をしてコースの端に向かって車を止めた。 『次、もう一時間乗るんやんな?頑張りや!』 先生は原簿にハンコを押して私に差し出す。 『うん、先生ありがとう!また教えてな♪』 『おぅ!いつでも指名してや(笑)はぃ、鞄!』 先生は冗談ぽく笑って後ろの席から鞄を取ってくれた。 鞄を受け取って車から降り、先生に手を降った。